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ボディスーツは “下着” ではなかった?

更新日:6 日前




驚きの歴史から見る、西洋と日本のボディスーツ文化






「 Bodusuits / ボディスーツ」と聞くと、


ファッションアイテムや補整下着、

ステージ衣装を思い浮かべる方が多いかもしれません。



SOEUR tokyo / Coquettish meets Decadance 24AW
SOEUR tokyo / Coquettish meets Decadance 24AW




けれど実は、ボディスーツの歴史は“女性の身体”そのものの価値観の変化と深く結びついています。




今では当たり前のように存在するボディスーツですが、

そのルーツを辿ると、コルセット文化、スポーツウェア、フェミニズム、さらには日本独自の美意識まで繋がっていくのです。




今回は、そんなボディスーツの「驚きの歴史」と、西洋から日本へどのように広がっていったのかをご紹介します。




【そもそも Bodysuits / ボディスーツとは?】


ボディスーツは、上半身から股下までを一体化した衣服のこと。


ランジェリーとしてだけではなく、


・補整下着・ダンス、舞台衣装・水着・スポーツウェア・ファッションアイテム


など、時代によって役割を変えながら進化してきました。


現在のように“見せるボディスーツ”になったのは、実はかなり最近のことです。





【西洋のボディスーツの始まり】


“身体を整えるため”の衣服だった




16~19世紀 コルセット
16~19世紀 コルセット

ボディスーツの原型は、16〜19世紀ヨーロッパのコルセット文化にあります。


当時の女性たちは、「理想的な身体」を作るために、硬い骨組みの入ったコルセットを着用していました。

ウエストを極端に細く見せることが美徳とされ、身体を締め付けることが“女性らしさ”だった時代です。


しかし19世紀後半になると、女性の社会進出やスポーツ文化の広がりによって、

「動ける身体」が求められるようになります。



そこで誕生したのが、


・一体型アンダーウェア・レオタード・ニット素材の伸縮性衣類

でした。



実は“レオタード”は、現代ボディスーツに大きな影響を与えた存在。


フランスの曲芸師ジュール・レオタールが着用した身体にフィットする衣装が、その名前の由来です。




【1920〜1960年代】

女性解放とともに変化したボディスーツ



1970〜
1970〜

1920年代、西洋では女性たちがコルセットを脱ぎ始めます。



それまでの「締め付ける美しさ」から、


・自然な身体・動きやすさ・自由なシルエット


へ価値観が変わっていきました。



さらに1950〜60年代になると、化学繊維の発展によって伸縮性の高い素材が登場。ここで現在のボディスーツに近い形が急速に広がります。



特に、


・ダンサー・モデル・女優・シンガー


たちによって、「身体を美しく魅せる衣服」として認知され始めました。



“隠す下着”だったものが、“魅せる身体表現”へ変わった瞬間です。





【1980〜90年代】

ボディスーツがファッションになった時代



1980年代に入ると、エアロビクスブームが到来。


1980年
1980年


鮮やかなレオタードやハイレグスタイルが流行し、「ボディラインを見せること」がポジティブなカルチャーへ変化していきます。



そして90年代には、


・ミニマルファッション・スーパーモデル文化・ストレッチ素材の進化


によって、ボディスーツは完全に“ファッションアイテム”として定着しました。




シャツのように着るのではなく、“第二の肌”として身体そのものをデザインする感覚が広がっていったのです。





【日本でのボディスーツ文化】

「補整下着」として独自に広がった理由



日本では、西洋とは少し違う形でボディスーツ文化が発展しました。


特に1970〜90年代、日本では補整下着市場が大きく成長します。


理由のひとつは、日本独自の「きちんとした身体」への価値観。


・姿勢を整える・下着でシルエットを作る・洋服を綺麗に着る


という考え方が強く、ボディスーツは“見せるもの”より、“整えるもの”として浸透していきました。



また、日本の蒸し暑い気候や生活習慣の影響で、西洋のような重厚なランジェリー文化とは異なり、


・軽さ・繊細さ・着心地・清潔感


が重視されるようになります。



この感覚は、現在の日本ブランドのランジェリー作りにも色濃く残っています。




【現代のボディスーツ】

「隠す」から「自分を表現する」



今のボディスーツは、単なる補整下着ではありません。



・ファッションとして見せる・ランジェリーとして楽しむ・身体を肯定する・自分らしさを表現する



そんな存在へ変化しています。



SOEUR tokyo \ Coquetissh meets Decadance
SOEUR tokyo \ Coquetissh meets Decadance


特に近年は、“ Body Positivity / ボディポジティブ ” の考え方も広がり、

「理想の身体に合わせる」のではなく、

“自分の身体を美しく感じる”ためのランジェリーとして選ばれることが増えています。



ボディスーツは、時代ごとの女性たちの価値観や生き方を映してきた衣服なのです。




【最後に】

身体を締め付けるための服から、“自由になる服”へ



ボディスーツの歴史を辿ると、そこには単なるファッション以上の意味があります。



女性たちが、


・美しさを求めた時代・自由を求めた時代・自分らしさを探した時代


そのすべてが、ボディスーツの形に表れているのです。



今、私たちがランジェリーを作ることも、選ぶことも、ただ「美しい」だけではないのかもしれません。



身体と向き合い、自分自身を知ること。それこそが、ランジェリーやボディスーツの本当の魅力なのではないでしょうか。



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